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オガクズを積みに来た下元さん。今日は下元さんにご了解を頂いて、積み込みからウナギまでのつながりを追跡してみたいと思います。 |
軽快な足取りでフォークリフトへ乗り込む下元さん。慣れた手つきで、手足のようにフォークリフトを乗りこなしていきます。 |
オガクズ・サイロから専用フォークで何往復もして4tトラックにオガクズを積んでいきます。春野町から池川までは片道約1時間。そこまでしてオガクズを買いに来てくれるには、相当の理由があるんだろうな・・・と思います。そろそろいっぱいかな・・・。これからトラックを追いかけて春野町へGO!GO!!! |
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フジ物産経営の養鰻場を探して春野町へ。農道をドライブしていると・・・。広大な田園が広がる場所に、ドド~ンと出現したビニールハウス。どうやらアソコが下元さんの所のウナギ・ハウスらしい? |
ウナギハウスを目標に、そのまま車を進めると、道端に見慣れたトラックが!でも肝心の下元さんはいない・・・。はて??下元さんはどこにいるのやら。 |
さらにウロウロしていると社屋らしき建物を発見!でも肝心の会社の名前を聞いてなかった!下元さんの携帯番号も聞いてなかった!困り果てて、またウロウロしてると・・・。 |
社屋横の倉庫には”テンコ盛り”のオガクズがドッサリ!この山、高さ150cm以上はあろうかというオガクズ山!ここに間違いない!・・・と確信はしたものの、やっぱり下元さんの姿は見えず。 |
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オガクズ山を横目にさらにウロウロ・・・ウロウロ。突然頭の上から”お~い!ここ!ここ!”と聞いたことのある声が。上を見上げるとNASAにあるような不思議な鉄製の赤い機械の上に下元さんを発見!”ここに来てんや、面白いモノを見せちゃおけ。”と言われるまま下元さんの隣へ。鉄製の赤い機械はボイラーだったんです。オガクズは養鰻場のボイラー燃料として使われているのでした。 |
このボイラー機の理念や設計は全て下元さん自身のオリジナル。ボイラー本体や関連機器もほとんどネットや知人の会社に作製依頼して調達したとか。そのバイタリティには「脱帽」の一言です! |
小窓からボイラーの中をチラリ!かすかな”ゴーッ”という音と共に、目が痛くなるくらいキレイな色の炎が勢い良く燃える様子は、とても心地よく感じました。これがオガクズなんて・・・。 |
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オガクズを自動投入しながら24時間ボイラーで燃焼させて、残った灰は1週間でもたったこれだけ!その量の少なさにビックリ!だって、二日に一度4トン・トラックで一日2往復。単純計算で8トンでしょ?1週間に2回来ても16トンものオガクズを熱源として利用しているんですね!う~ん!!驚き!! |
オガクズ・ボイラーの熱で水温は常に28~29℃に保っていると聞きました。ウナギ君の育つ水槽は1画当り約350tの水量!その大きさにビックリ!! |
下元さんはその季節の日照量に応じて水温を一定に保つよう細心の注意を払っている。日光が差し込む量や時間にまでこだわっている。 |
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そんな下元さんの「こだわり」でスクスク育つウナギ君達。・・・本音を言うと・・・実は長いモノが大の苦手な担当者!やっぱりウナギは見るより食べる方が好きだ・・・と心の中で叫んでました。 |
これはウナギ君達のエサ製造機。ウナギ君達を同じ環境下で育てても、スタイルの良い”スーパーウナギ君”とちょっと細身の”スレンダー・ウナギ君”になってしまうとか・・・。難しいんですね! |
下元さんの頭の中はいつも「ウ・ナ・ギ」。工場内のホワイトボードには、びっしりと水槽ごとに水温やウナギのエサ量、ウナギのコンディションなどが事細かく記され、厳しく管理されています。 |
そんな下元さんのポリシーは「いつもオープンであること」。自分の情報を提供することで、他の人が同じ失敗をしないように、活かしてほしい・・と熱く語る。苦労の上に立つ人程心が広いんですね。 |